
6月16日の記述の繰り返しになりますが↓ http://miyajima-ropeway.info/nature/forest.html より ” 弥山原始林は、昭和4年(1929年)に天然記念物に指定され、昭和32年(1957年)には特別保護地区となり、そして平成8年(1996年)には世界遺産として登録されました。人々の居住地に近いところに原始林があることではもちろん、植物自体が植物学の調査研究に欠かせないものと珍重され、昭和39年(1964年)には宮島西部の室浜に広島大学理学部付属自然植物園が設けられ、毎日観察と研究が続けられています。”
「廿日市市宮島地域シカ対策」における現地調査の対象区域は市街地とその周辺のみである。だから、調査対象外の山林を含む地域での鹿の分布や頭数、植物相などについては、ここ数年のデータがない。 少なくとも弥山原始林は、植物に限ってではあるが広島大学が研究対象としているので、何か情報が得られるかと思い問い合わせをしてみた。
広島大学付属の宮島自然植物実験所は弥山原始林の保護や管理をしているわけではなく、あくまでも植物相の研究のために環境省や文化庁などの許可を得て調査を行なっている。 電話に応対した職員によれば、近年は大規模かつ詳細な調査は行なっていないとのことであった。しかし5年ほど前の調査では木の皮に採食された痕跡が見られ、鹿によるものと考えられるという話だった。(ちなみに猪は樹皮は食べない。)
廿日市市の調査報告では、植生被害は樹皮については記載がなかった。山林でこのようなことが起こっていたという情報が得られただけであったが、全く無意味でもないように思われた。
画像左は 弥山原始林 クチコミガイド【フォートラベル】 http://4travel.jp/domestic/area/chugoku/hiroshima/miyajima/miyajima/nature/11293629/ の地図より 右は2008年頃の宮島の鹿の分布状況
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