
ギュンター・グラス(Günter Grass, 1927年10月16日 - 2015年4月13日)は、ドイツの小説家、劇作家、版画家、彫刻家。代表作に『ブリキの太鼓』など。1999年にノーベル文学賞受賞・・・・・・ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9
この作家を知ったきっかけは、彼の小説を原作とするある映画が高く評価され、自分もそれを観て感銘を受けたことだった。小説も読んでみたが、こちらも印象深かった。(このあたりのことは後日記述する) 残念ながらグラス氏については、作品も含めて知っていることはあまり多くない。ダンツィヒ(現在ポーランドのグダニスク)出身であること、第二次大戦後に西ドイツに移住したこと、作品は社会問題を題材にしたものが多いこと、政治活動に熱心であったこと・・・恥ずかしながら読書家なら大抵は知っている程度の知識しかない。 グラス氏と、同じくノーベル賞作家である大江健三郎氏との間に交流があったことは有名である。
ギュンター・グラスさんを悼む〜作家・大江健三郎【朝日新聞】 http://ameblo.jp/lovemedo36/entry-12015712580.html
対話の軌跡: 大江健三郎とギュンター・グラス― - Goethe-Institut Japan https://www.goethe.de/ins/jp/ja/kul/mag/20722233.html
この二人の作家には、戦争を体験し、政治や核廃絶の問題に深い関心を持つことになったという共通点があり、その思想や知識を表現する手段とした二人の作品からは学ぶところが多いと思われる。
追記: グラス氏は1970年代、日本ではまだ無名だった頃に来日している。”四国の春を楽しんだ”との記述があるので、もしかすると愛媛県出身の大江健三郎氏が故郷を案内したのではないかと密かに想像していたが、実際そうだったようである。
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