
さらに体調を悪くされた米田様からのご希望で今暫く鹿の食べ物の郵送をお待ち願えないかとのこと。 Twitterでは引き続き給餌のボランティアを募っている。 自分も何度か牧草を送ったことがあるが、手伝いに行けないのに身体がお悪い米田様にお願いしますというだけな格好で、気がひけると感じていた。 私事であるが、体調不良のため非常勤になってから、週末の仕事を当たり前のように任されている。(休日の当直など誰もやりたがらないのは当然である。) 先日、 一般財団法人 広島県環境保健協会のI氏と話した時に聞いたように、飢えのために死亡する鹿がいるとすれば、米田様の給餌は鹿たちを少しでも救っていることになる。鹿たちは気の毒であるが、米田様には無理をしていただきたくないと切に思う。 またI氏によれば、宮島が廿日市市に編入される2005年より前から、宮島町は鹿への餌やりを禁止する傾向にあったという。(2006年に宮島を訪れた時は、まだ鹿煎餅が売られていたけれど。)鹿への餌やり禁止は宮島の住民の総意であるということだろうか。餌やりの結果、鹿が市街地で増えてしまったわけなのだが、それが迷惑だと言っても原因をつくったのは人間であるのに。
人間が無責任に野生動物と関わると、野生動物のほうが傷つくことが多いように思える。 ↓は例外的にうまく事が運んだケース。関わった人は極めて良心的だった。
ケガをした小鹿を保護。その後野生に返そうとするも、戻ってきてしまうが... https://www.youtube.com/watch?v=fwEukU39zaE
自然は時に人間にとって不条理であるが、意志があるわけではない。人間こそ自然に対して理不尽であり、また無知でもある。いつまでもそのままでいてよいはずはない。
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