初花月に

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...... 2017年09月29日 の日記 ......
■ 愛媛県 鹿島(かしま) + 奈良の鹿   [ NO. 2017092901-1 ]


 愛媛県 鹿島については、野生の鹿が棲む島として、以前にこの日記で紹介した。(2016年6月5日と2017年3月27日)

 ここの鹿は県の天然記念物であり、担当部署は松山市役所 観光・国際交流課である。
 島全体の鹿の頭数はそれほど多くないが、島の面積が狭いために樹皮が食べられるなどの植生被害が起こり、一部を鹿園(しかえん)で飼育することになった。
 最新のデータ(H24年)では、山林に55頭、鹿園に約20〜30頭の鹿がいるとのことだった。
 鹿園では雄と雌を一緒に飼育しているので小鹿が生まれる。一方 寿命で死ぬ個体もいるので、鹿の頭数は30頭を超える時もあり、20頭を割ることもあって、極端な増減はないとのことである。

 このような処置をしてもなお植生被害が起こるので、4月に新しい鹿園が増設され、山林にいる鹿を全て捕獲してここに移し、頭数管理のために雄と雌を分けて飼育するようになった。新しい鹿園にいる鹿の頭数は現在31頭とのことで、山林には捕獲されなかった鹿もいると考えられるが、島全体では60〜70頭とみられ、考えられていたよりも少なかったようである。
 今の方法で頭数管理を行ない、様子を見ながら少しづつ山林に戻していく方針であると担当者は言っていた。

 鹿島の鹿の管理方法は珍しいテストケースとして注目されているが、現在 山林に自然の姿で生きている鹿に出会えることはたぶんないというのは、風情がなくて何か淋しい気がする。

 画像は↓の記事より(昨年のもので、やや古く恐縮です;)

松山市:鹿と鹿島の環境守ろう 個体数管理と生態系保全 野生増加、来月 ...
https://mainichi.jp/articles/20160915/ddl/k38/010/594000c

 ところで奈良で鹿の駆除が行なわれるようになったと聞いたので、一般財団法人 奈良の鹿愛護会に問い合わせてみた。
 奈良の鹿は国の天然記念物として知られているが、指定されているものは奈良公園とその周辺の一部地域に棲息する鹿で、駆除の対象は文化庁によって天然記念物から除外された別の地域に棲む鹿だということであった。(駆除は県が行なっている)

 同じ鹿でも地域や自治体によって扱いが異なる・・・何やら複雑な思いがする。

 追記:鹿島の鹿園の増設や鹿の飼育方法などについては、奈良の鹿愛護会に意見を聞き、アドバイスを受けたとのことです。

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