廿日市市農林水産課に問い合わせ: 6月16日の日記で、”5月に廿日市市農林水産課の「宮島の鹿」対策の担当者に問い合わせをした時、鹿による植生被害の状況の調査を行なっているということだった”と書いた。実際、この時はそのように話していた。 再びこの件について尋ねると、「これは植物相の調査であり、鹿の食べ物となる植物がどれくらいあるか、2年ほど前から調査している」と、やや言葉の異なる答が返ってきた。
「鹿への餌やりをやめれば鹿は市街地から山林へ移動して自然の中で生活するようになり、人と鹿との住み分けができる」との考えで市は2007年頃から餌やり禁止の方針をとっていると認識していた。 しかし、市街地以外の場所に鹿にとって充分な食べ物があるかどうかについては、やっと2年ほど前から調査が始まったようである。
それでこの2年ほどの間に具体的にどのような調査が行われ、どのような結果が得られたのかについては、はっきりしたことは聞けなかった。 結局、市は自然の中に鹿の食べ物が充分にあるかどうか確信がないまま、10年近く餌やりを禁止していることが分かっただけであった。
追記: 以前の報告で、もともと島にいなかったイノシシは駆除していると聞いたので、そのように書いた。廿日市市のある市民の方によれば、罠を仕掛けてイノシシを捕獲しており、捕獲後はどうしているのか不明であるとのことだった。イノシシ用の罠に鹿や他の動物がかかる可能性もあるので、このやり方には問題があると言えなくもない。
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