
5月2日の記事でアメリカのTVドラマ「スパイ大作戦」の話を出して、若い人たちは知らないだろうけれど、トム・クルーズが主演している映画の「ミッション:インポッシブル」シリーズは知っているだろうと思った。 最近はほとんど映画を観ていなくて、作品や俳優さんはよく知らない。トム・クルーズの出演作品は多いが、全部観ているわけではなく、名作と呼んでよさそうなもので記憶に残っているのは「レインマン」、「 7月4日に生まれて 」、「ア・フュー・グッドメン」といったところだろうか(古いなあ;) 画像の「ザ・ファーム 法律事務所」は1993年の製作、ジョン・グリシャム著の小説「法律事務所」を映画化したもので、不思議と何度観ても飽きない。監督は有名な故シドニー・ポラック、俳優陣も豪華で通好みである。ストーリーは原作とやや違っているらしいが、娯楽作品と割り切っていたので、わざわざ小説を読むということはしなかった。
ザ・ファーム 法律事務所 | 映画-Movie Walker http://movie.walkerplus.com/mv10171/
映画『ザ・ファーム 法律事務所』ネタバレあらすじ結末|映画ウォッチ http://eiga-watch.com/the-firm/
The Firm Movie Trailer https://www.youtube.com/watch?v=D-FldpeZmlc
ザ・ファーム/法律事務所 - 予告編 https://www.youtube.com/watch?v=ghm6tpxblrY
ここでお勉強タイム。↓は映画の終盤、主人公ミッチがマフィアのボスらと直接会って、話をする場面。 Over Billing https://www.youtube.com/watch?v=ikBZK-sG2A8
overbillは水増し請求するという意味。 このあたりはネタバレあらすじ18に書かれているので、詳細は省く。(簡単に言うと、事務所が水増しした請求書のみ公開できるよう、委任状にサインがほしいという用件) なぜか憶えてしまったこの場面のミッチの台詞
"No, sir. It does not in any way waive your rights to full and complete confidentiality in any other area of the attorny-client relationship. I'm your lawyer, gentlemen. Whether I like it or not, I can't talk to the government about you even when I'm no longer your lawyer. That would be breaking my word, my oath. "
ここでは弁護士と顧客との間の守秘義務について話していて、自分が弁護士である限り、顧客の情報を漏らすことはないと告げている。 その上で、自分は水増し請求の証拠となるものを含む書類を全てコピーし、おたくの営業活動や資産がどこにいくらあるかに関して掌握していると言い、暗に自分と家族に手を出すなとマフィアを牽制する。 (映画の台詞は特殊な状況、特殊な言い回しで話されることが多く、外国語の学習には向かないとよくわかった。)
興味深いことに、この手の娯楽作品の中には何度観ても飽きないというものが時々ある。題材の面白さや演出の上手さが際立っているのだろうか。 それにしても、この映画はめでたしで終わったのだから、その10年後の話をドラマで作るなどしてほしくなかったとつくづく思う。 |
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