
いつものように当直明けで、商店街に寄って買い物をしてから帰宅。自宅までけっこう距離があって、最近は疲れが増しているので、荷物が多い時はタクシーを利用することもある。 タクシーの運転手さんと雑談していて、GW中に旅行をして宮島(厳島)にも行ったと仰るので、さりげなく鹿たちの様子を訪ねてみた。 非常にアグレッシブであったとのこと。食べ物の包みを奪おうとする、バッグに顔を突っ込んでくる、等々・・・ 似たようなことはネット上の記述にも時々みられ、自分が過去に宮島を訪れた時の鹿の様子とはかなり違っているので、戸惑いを感じる。あの時は近づいてくることさえなかったのだから。 当時はまだ鹿煎餅が売られていて、一方で「鹿に食べ物を与えないでください」という貼り紙もあり、困惑したのを憶えている。
久しぶりに一般財団法人 広島県環境保健協会に問い合わせ。ここは廿日市市の委託で宮島の鹿の調査をしているところで、担当者に話を聞いた。 (日記の管理人は人間以外の動物については専門外で素人なので、野生動物の生態などに関しては専門家に意見を聞く必要があります) 特に新しい情報は無く、ほとんどこれまでに聞いたことの確認である。 鹿の数は島の北東部に約500〜600頭。これらが市街地と山林の間を行き来している。山林と言っても市街地の背後、周辺ということで、山奥という意味ではない。 鹿の死亡例があって焼却処分される場合、逐一報告を受けてはいない。 死亡した鹿のマイクロチップの有無は未確認。マイクロチップは鹿の左耳の後ろに埋め込まれていて、身体の外から見たり触ったりしても確認できない。 検死はほとんど行われていない。去年と今年の昨日までの間で検死は一例もない。 死体に腐敗があって検死に向かない場合が多いということもあるが、検死できても死因を特定するのは難しいとのことである。(野生動物だから、人間の病理解剖のようにはいかないのだろう) そして鹿は全般に低栄養状態だと見ているとのこと。
この担当者には何度か問い合わせをしているが、知っていること全てを話しているわけではないと思うし、こちらも聞いたこと全てを公表しているわけではない。そのような行為は適切ではないということを、分別のある方々は察してくださると思う。 (あえて控えめに言わせていただくと、鹿の頭数は正確に把握できてない気がする。鹿を含む動物の死体を処理している環境産業グループによれば、年間40〜50頭の鹿の死体が”発見されている”とのことであるが、これは市街地と登山道の付近だけ。死亡する数と誕生する数は毎年同じなのか?)
画像は休日の宮島。本文とは無関係です。
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