初花月に

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...... 2016年05月29日 の日記 ......
■ 宮島の鹿について 肆   [ NO. 2016052901-1 ]
前記のブログの中に、「人によるシカへのいじめ」という記述がある。
また、子鹿の目に煙草の火を押し付けようとする人がいたとの目撃情報がある。(人目があったためか、これは未遂に終わった。)

管理人の別のツイートで、背中に傷のある鹿と、角の曲がった鹿の画像を添えて、宮島の鹿が人に虐待されていることを訴えるものがある。(これは他の方のツイートのRTである。)
画像については、宮島で長年鹿を観察してきた人の意見によれば、単なる雄同士の喧嘩ではこのようにはならないから、人が傷つけたとみてほぼ間違いないとのことなので、継続してツイートを行なっている。
人間以外の動物は専門外であるけれど、鹿の背中の傷は熱傷だとすればUb〜V度で、その治癒過程のように見える。少なくとも、表皮の再生が困難な深い傷である。

複数の人が虐待を目撃して証人になるとか、虐待の現場を画像に収めるなどして虐待者を特定できれば、これは野鳥に矢を射るといった行為と同様に、鳥獣保護管理法(略称)の「鳥獣の捕獲又は採取等(採取又は損傷)」に関する規制事項に抵触するので、処罰の対象となりうる。
↓具体的な事例
https://www.bengo4.com/other/1146/1288/n_2155/

補足:宮島は瀬戸内海国立公園に編入されていて、環境大臣が指定する特別保護地区が設定されている場所があり、その場所では許可なしに動物の捕獲・殺生を行ってはならない。しかし、前述の”虐待の現場を画像に収める”ということについては、信憑性を疑われたり、あとで人格権などの問題にされる可能性があり、必ずしも有効ではないかもしれない。

 宮島の鹿を守ろうとする人々が廿日市市に要請しているのは、「芝草地の造成などをして鹿の食用となる植物を育て、避妊・去勢をし、鹿が野生で生きられる環境が整備できるまで、行政が適切な餌やり行う」ことである。
自然界に人の手を加えることになるが、飢えによって鹿の数を減らすよりは人道的な方法と言える。
(飢餓が原因で鹿が命を落としているとみることには、これまでに書いた内容に充分な根拠があると考える。)

鹿が自然の中で自立できれば、鹿にとってはそのほうが幸福であろうし、島の中での人と鹿との穏やかな共生が可能になる。
それならばなぜ廿日市市は上記の要請に応じないのか・・・(続く)

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