初花月に

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...... 2016年05月31日 の日記 ......
■ 宮島の鹿について:報告   [ NO. 2016053101-1 ]
環境省広島事務所に問い合わせ

Q:瀬戸内海国立公園の中にある宮島において、弥山原生林周辺は環境大臣が指定する特別保護地区になっているが、その他の地域はどうなのか?
A:その他の地域はほぼ全体が第1、2種特別地域に指定されている。

Q:自然公園法によれば、第1〜3種特別地域において、木竹その他の植物の伐採、採集、植栽などは、環境大臣が指定するものについては許可申請が必要とされているが、宮島の第1、2種特別地域で植物を栽培するとすれば、手続きが必要なのか?
A:木竹や元の自然環境に影響を及ぼす外来の植物以外ならば、特に問題はないと考える。

廿日市市農林水産課に問い合わせ

Q:市は宮島の鹿への餌やりを禁止していると聞いているが?
A:鹿が人から食べ物をもらうことに慣れてしまっているため、自然に帰す目的で餌やりをしないようお願いしている。

Q:鹿の頭数や分布の状況は把握しているのか?
A:山林に生息している鹿についてはわからない。市街地に来る鹿は、マイクロチップの埋込みによって個体識別ができるようにしている。
(<つまりマイクロチップの埋込みに必要な前段階としての鹿の捕獲を行なっている。)

Q:鹿がゴミを食べることが問題になっているようであるが、市はゴミ箱の設置やゴミ拾いは行っているのか?
A:ゴミ箱は鹿がひっくり返してしまうので、設置していない。ゴミ拾いは行っていない。

Q:宮島の住民は、鹿についてどう思っているのか?
A:迷惑だと思っている人もいれば、そうではない人もいる。鹿は民家の郵便受けの中身を食べてしまったり、家に入り込んだりする。

Q:そのように住民に迷惑をかける鹿を駆除はしないのか?地域によっては害獣として駆除している所もある。
A:現段階では駆除は考えていない。もともと島にはいなかったイノシシは駆除している。
(<イノシシは本土から泳いで渡ってくるとのこと。)

Q:餌やり禁止を正式な条例にする予定はあるのか?
A:今のところ、条例にすることは検討していない。

Q:定期的に鹿への給餌を行っているYさんについてはどう思うか?
A:できればやめてもらいたい。

担当者「餌やり禁止の方針は、鹿が増えたために餓死させて数を減らそうということではなく、あくまでも鹿を自然に帰すための措置である。」
(<”餓死”という言葉を使った質問は一切していない。)

鹿がゴミを食べるのは、食物が不足して飢えているからではないか、ゴミに食べ物の匂いがついているからではないか、という質問をしてみようかと思ったが、担当者は鹿の専門家やいわゆる学識経験者というわけではないので、適切な答は得られないだろうと判断し、この質問はしなかった。

学識経験者でなくとも、宮島かその周辺に居住し、日頃よく宮島の鹿に接している人の言葉であれば、信頼性が高いと思われるが、この担当者がそのような人であるかどうか、問い合わせをした時点ではわからなかった。ちなみにこの人は女性であった。

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